プログラミング未経験の僕がSlerからweb系に転職できるまでにやったこと。その2~伸ばしたい技術を見つける~

2018-03-31


結構前に、30歳手前プログラミング経験無し、という状態から一歩踏み出す為に何をやったか?という内容について書きましたが、今回は、1回目の転職の後、Web系に転職するまで何をやっていたかについて書きたいと思います。

ちなみに僕の辿った道は以下のような感じです。

1.SIer時代、面接で優位に立つための実績づくりをした(3ヶ月ぐらい)←前回のブログ

2.転職活動(2ヶ月)

3.SES会社に転職し、最初の現場で本当のブラック企業とはどういうものかを知った(6ヶ月)

4.SES会社の次の現場で念願のプログラミングを始めた(6ヶ月)

5.だんだん作りたいものが見えてきた(6ヶ月)

6.勉強していたものをアウトプットし続けてたら、今の会社からお声が掛かった

7.Web会社に転職して楽しい!←イマココ

今回の記事では、2~5あたりの事を書きたいと思います。

30歳を迎えての転職活動はどうだったのか?


「そもそも、肝心の転職活動はどうだったんだっけ?」と思い返してみると、実際の転職活動は1〜2ヶ月ぐらいで終了してしまったので、そこまでの負荷はなかったと記憶しています。

エージェントは通さず、リクナビやDODAの転職フェアに2、3回行って1回目で気に入った企業の人と何度もお話する。というのを繰り返していました。やはりエージェントや人事ではなく、社員の方と直接話すのがベストかと。

むしろ、「大手から、ベンチャーに転職する。」と報告した時の親の反対を押し切る方が精神を消耗していた気がする。ホント、親族総出で入れ代わり立ち代わり説得に来ましたからね。辛い。

一番懸念していた、「ずっと一次請けで働いていたこともあり、30代で今までプログラミングの経験はなかったのですが、、」というネガティブ要素も、前回の記事で書いた「経験0の状態から3ヶ月で、実務と並行しながらこういったモノを実装し、特に問題なく稼働まで漕ぎ着けました」という具体的な話も出来たので、そこそこの好印象。

「社会人として油ものってきて、これからですね!」というお言葉を沢山いただいたので、意外と30歳は、第一回の転職のタイミングとしてはなかなか良い!のではないでしょうか?

最初の現場で本当のブラック企業というものを知る

ベンチャーIT企業に入社したは良いものの、最初の6ヶ月は中々ハードでした

ベンチャーとは言え、自社の案件にアサインされているのは社員の半分ぐらいで、残りはSESという形態で働いている感じでした。

SESと言うのは、システムエンジニアリングサービスの略で、システムの開発・運用等における委託契約の一種なのですが、要するにわかりやすくいうと他社の案件のお手伝いをするために他社に常駐してシステム開発を行う仕事です。派遣エンジニアとあまりやることは変わらないです。(ただし契約の形態が違う)

僕はとにかく、プログラミングを実務でやりたいだけだったので、SESの方で特に不満も無く、入社した会社自体は営業さん含めてとても良くしていただきました。

ただ、最初に入った現場が余りにもブラックで、政治力も金もあったので、そこから脱出するために6ヶ月間、営業さんと相談しながら作戦を練る羽目になりました。(もちろんすぐ「逃げたい!」と言えば、そのようにしてくれたのですが。。)

初めてプログラミング業務をやる

そんなこんなで、ようやっと念願のプログラミングが出来るような現場に配属されて、銀行の業務系システムを作ることになりました。

あの1、2ヶ月間はメチャクチャ楽しかったですねー。

html、cssで画面が作れるようになって、Javaを使って、DBとのデータのやり取り方法も学び、特に、jQueryを使えばこんなにも簡単に画面を自在に動かせるんだ!という所に感動していました。

やはり初めのうちは、Webシステムの経験ゼロということで結構手こずったりしましたが、何とかコツを掴みながら少しずつ周りの人達に遅れを取らない程度には成長した気がします。

昔、忙殺されていた顧客対応をやらなくてよかったのと、残業時間が半分ぐらいに減ったってのが、結構デカかったですね。

その頃にはそんなに自分を追い込まなくても、自宅で勉強出来るようになっていましたし。

伸ばしていきたい技術を見つける


そんなこんなで、6ヶ月程、プログラマーとして実務経験を積んでいった訳ですが、だんだん昔ながらのフレームワーク(その時はJavaのstruts2とか素のServlet等がメイン)を扱うのがもどかしく感じてきました。

これは、SES会社で働くとなるとどうしてもぶち当たる壁だと思うのですが、

  • 現場が変わる度に扱うフレームワークが変わる
  • 今はサポートを打ち切られているような技術でシステムを作っている会社が多い。
  • 会社独自のフレームワークを使っている所も少なくない。

などの理由でフレームワークを学ぶモチベーションが全く上がりませんでした。(歴戦の職業プログラマーであれば、全く問題ない壁なのでしょうが。)

さらには、ソースをコミットするだけなのに、SEがプラグラマーのテスト仕様書をレビューし、判子をもらい、週に一回の定例会議でOKがでて判子を貰ったらようやくコミット出来る。みたいな超お硬い会社もあったりで、中々に窮屈な思いをしたりしました。

自分なりに調べてみると、Web系の会社であれば、オープンソースの比較的新しいフレームワークで、自由度の高い実装ができそう!と分かり、営業さんに掛け合って、そういった現場を探してもらったりしたのですが、現状の現場を抜けるタイミングが合わなかったり、運良くそういった現場を営業さんが見つけてくれても、実績不足で断られたりと、なかなか上手くいかず、出た結論は、

「会社に頼ってばかりでは、自分の望む現場には入れない」

でした。

その頃から、2回目の転職について考え初めたのですが、Web系の会社に入るには、一体何をすれば良いのか分からなかったので、とにかく実績づくりの為に、「自分が作りたいものを、自分が使いたい技術で作ろう」という考えにいたりました。

でも、作りたいものはあっても、どんな技術を使えば良いのか分かりません。

そのころはjQueryやCSSが一番楽しかったので、なるべくモダンな画面を作るのに適したフレームワークを探してみました。

調べると、フロント側にもフレームワークがあって、Reactとか、Knockout.jsとか、Anguler.jsというものがあると知りました。

それを使えば、JavaScriptでデータをこねくり回し、動的なHTMLを実装出来る。という事も何となくわかり、Strutsの独自タグを覚えることがハイバーストレスだった当時の僕は、「なにそれ!すげぇ!」みたいなテンションになっていました。

さらに調べると、それらは全てNode.jsを使用しているということ、Node.jsを使えばサーバーサイドの実装も出来る事が分かり、JavaScriptさえ覚えれば、Webシステムつくれるなんて最高じゃないか・・。となり。

「Node.jsマスターに俺はなる!!」

と、気分も新たに、伸ばしたい技術が見つかった訳です。

その頃のブログ記事はここら当たり→カテゴリーNode.js

見返すと、学習ペースは遅かったけど、正直、今の5倍は熱心に勉強してたのを思い出しました。

身が引き締まる・・。

次は、転職の準備として、情報発信(ブログとかTwitter)は一石三鳥!みたいな話を書きます。

インプットよりアウトプット!

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