「自分は要領が良くないと思い込んでいる人のための仕事術〜実践編〜」に行ってきた感想

2018-07-02

小鳥遊さん&ひばちさん主催のタスク管理イベント、「自分は要領が良くないと思い込んでいる人のための仕事術〜実践編〜」へ行って参りました。

今も興奮冷めやらぬと言った感じなのですが、結論から言うと、こんな感じの人に自信をもってオススメできるイベントでした!

  • ・タスク管理をやってみたい or やる必要性を感じる。けど、どのように行ったら良いか分からない。
    ・タスク管理を始めてみたけど、結局、やらなきゃいけない事が減るわけでもなく、効果を実感できない。

とにかくタスク管理についての名言が多く、気づけばメモが膨大になってしまったので、イベントの中でも、特に心に残っている箇所について書いていこうと思います。

このイベントは今後も続いていくみたいなので、「行ってみたいけど、事前に詳細をもっと知りたい!」と言う方は是非、参考にしていただけたら嬉しいです。

小鳥遊さんについて

このイベントを主催している小鳥遊さんは、普段は一般の会社で法務のお仕事をされているのですが、「毎日定時 +副業でも精力的に活動」を実現されている方です。

僕は、「小鳥遊さんオリジナルのExcel版タスク管理ツールをクラウド化する」というお仕事をいただいている関係で、何度か業務後に、小鳥遊さんとカフェなどで打合せをしているのですが、定時になると、100%の確率で「先に待ち合わせ場所で作業していますね」というメールをいただいており、勝手に「定時神」と崇め奉っている存在でもあります。

さらに、初めてお会いした時は知らなかったのですが、ADHDという、注意欠陥(抜け漏れ、段取りが苦手)、多動性障害(じっとしていることが苦手で、落ち着かない。)という、仕事を普通にこなすには不利な性質(性格?)を持っておられるそうです。

しかし、イベントでお話しているそのお姿からは、とてもそのようには見えない。。

実は、それが原因で過去2回の休職を経験されているそうですが、今は、ADHDの性質はそのままに、タスク管理という「工夫」を施すことで、普通のサラリーマンとして生活することができています。

タスク管理はメガネ

僕は、小鳥遊さんに出会って初めてADHDという言葉を聞いたのですが、「抜け漏れ、段取りが苦手、落ち着きがない」というワードは多かれ少なかれ、どんな人にも当てはまる部分はあるのでは無いのでしょうか?

自分の場合も、色々なタスクで頭がいっぱいになってしまい、「一体どれから手をつければ良いのだろう・・」と仕事に集中することが出来ず、兎に角、他人から頼まれた割込み仕事ばかりを優先的に着手していた時期がありました。

そうする事で、社内からの評価はそこそこ、お客さんからは高い評価を得ることは出来たのですが、常に「忙しい」という感覚が頭から離れず、本当は手に職つけられるスキルが欲しいのに、勉強する暇もない。という状況になっていました。

今でこそ、エンジニアとして少しは手に職をつけて活動が出来ていますが、「タスク管理」というワードに出会わなければ、今も自分の欠点を補うために我慢と精神力のみで戦う社会人になっていたことでしょう。下手したら、心か体を病んでしまう事もあったかもしれません。

小鳥遊さんやひばちさんが推奨するタスク管理は、「能力に頼らない」「出来る範囲でやる」を大原則としています。

本当はテストで60点を取る実力はあるはずなのに、視界がボヤケているせいで、40点をとってしまい、怒られて落ち込んでしまうぐらいなら、手っ取り早くメガネを掛けた方が早い。

同じように、抜け漏れや、段取りの悪さや、気が散ってしまうのが原因で、上手く仕事が回せない人も、「タスク管理」を使ってみれば、エリートサラリーマンとまではいかなくても、普通レベルで働くことはできるようになる。と、小鳥遊さんは自身の経験を踏まえておっしゃっていました。

プロジェクトとタスクの違い

タスク管理を始めるにあたってまずやることは当然、「頭の中にあるタスクをすべて書き出す」ことです。頭の中でどんなに「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と考えても、何も前に進みません。

ただ、人が「やらなきゃいけないこと=タスク」を書き出す時に犯しがちなのが、「プロジェクトとタスクを混合する」ことです。

プロジェクトは複数のタスクの集合体であり、タスクは、1アクションでこなせる事象になります。

更にややこしいのは、人によって、あるタスクは「タスク」として認識して問題ないし、「プロジェクト」として認識しないと、進捗が進まない。という点です。

例えば、「郵便局に行く」というやるべき事があった場合、人によっては、「ただ行けばタスク完了」という感覚の持ち主もいます。

しかし、滅多に郵便局に行く事がなかったり、要領があまり良くないと思い込んでいる人にとっては、

「切手にかかる値段を調べる。どの窓口に行けば良いのか調べる。近場の郵便局の場所を調べる。家族に郵便局に行くということを伝える。郵便局が閉まってしまう時間を調べる。当日早く起きる。前日早く寝る。郵便局に行く支度をする。」

といった複数のタスクから成り立つ、プロジェクトになります。

この、「郵便局に行く」というタスクで例えるひばち先生や小鳥遊さんのセンス半端ない・・・。

上司からあやふやな指示が来た時こそチャンス!

要領が悪いと思い込んでいる人にとって一番やっかいなのは、「上司からのあやふやな指示」だと思います。

しかし、定時神小鳥遊さんは、それすらもチャンスに変えてしまいます。

例えば、

「取引先の管理を強化して欲しい」

という指示が来た場合、「そのためには何すれば良いですかね?」と聞くと、相手もそこまで考えていなく、「自分で考えなさい」と言われてしまうので。とりあえずの目的を上司に提示するとのことです。

例えば、

「取引先にどれ位の支払いをしているのか、まとめた表をつくりますか?」と聞く

「いいねぇ」と上司が答える。(上司が満足していることを確認する。)

「じゃあ、来週までに用意しますね。」(期限を自分で決める)

と言った流れです。

こうすることで、とりあえずの目標が決まるので、心が凄く楽になる上に、タスクの流れを自分の支配下に置くことができます。

ネクストアクションが大事!

その他にも、スケジュールとタスクの違いルーチンとタスクの違い、など、タスク管理に必須な情報目白押しの会となっていたのですが、全体を通して感じたのは、

「ネクストアクション超大事じゃん!」

ということです。

上司からのあやふやな指示を受けた時も、いつかやりたい事を思いついた時も、とにかく「次やること」を明確にし、着手しないと前に進みません。

やればできるのに、色々なしがらみでタスクが進まず、いつも頭の中に「あれもやらなきゃ、コレもやらなきゃ、あの仕事は今どんな状況だ?」というストレスを抱えている時は、一度タスク管理で、プロジェクトを立て、タスクを分解し、ネクストアクションを決め、頭がスッキリした状態になってみるのが良いのかもしれません。

最後に

本当はもっと色々な名言があったのですが、情報量が多すぎてまとめきれませんでしたw

もっと詳しい事が知りたい人は是非とも、

「自分は要領が良くないと思い込んでいる人のための仕事術〜実践編〜」

へ足を運んでみてください。

きっとあなたの「要領良く働く!」というプロジェクトに対するネクストアクションが見つけられるはずです。

※次回の実施は小鳥遊さんか、ひばちさんのTwitterにてご確認お願いします

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